営業マンだった私が脱サラしたきっかけは、コロナ禍だった

こんにちは、ブルーベリーファーム呉の横山です!

前回は脱サラを考えるきっかけとなった、一つ目のライフイベントを考えてみました。

今回は脱サラを考えるきっかけとなった、二つ目のイベントについて、考えてたいと思います。

営業マンとして、嬉しいと感じる出来事の始まりは、「相手の困っている事を認識する事」

コロナ禍になる前の営業スタイル

2019年から感染流行したコロナにより、社内・社外に問わず、働く環境は大きく急速に変化していきます。

前職は、製薬会社の営業職(MR)であった為、病院・クリニックを訪問し、顧客(医師)と面会し、薬剤の紹介をする仕事でした。

その中で、私にとって、仕事に疑問を感じ始めたきっかけは、社外環境における「顧客(医師)との面会制限」でした。

コロナ感染拡大前の営業活動スタイルは、顧客と対面形式で面会し、双方向にコミュニーケーションを図り、顧客が感じる医療における困り事を把握し、その把握した課題に対し、個人として、会社として、最高の価値を提供する事を考え、信頼関係構築に努め、会社から求められる成果へ繋げてきました。

営業マンとしてのやりがいは感謝の言葉をもらう事

私が営業マンとして、「楽しい!嬉しい!」とやりがいを感じる瞬間は、

医療の課題に対し、自身が考えられる価値を提供する事で、「横山さん、ありがとう!すごい助かったよ!いつもありがとうね!」と顧客から感謝の言葉を頂くことでした。

顧客から感謝される事は、年に数回あるかないか?だったかもしれません。

だからこそ、嬉しいですし、この様な出来事を経験すると、こんな私でも、少しだけ医療・顧客、そして、間接的に患者さんのお役に立てた様な気がして、嬉しい気持ちになりました。

しかし、顧客から感謝の言葉を頂く事は、前提として、営業マンであること・数多くの競合メーカーがいる事・顧客の状況等あり、容易では無かったです。

過去の感謝された出来事、嬉しかった出来事を振り返ると、必ず共通して、顧客と面会を重ねる中で、顧客の感じている、考えている医療課題を浮き彫りにし、把握することが、スタート・始まっている事に気付きました。

コミュニケーションを取ることで、困りごとや課題を把握していた

一人で考えるのではなく、相手とコミュニケーションを取ることで、相手の課題を把握し、その課題に対し、個人・会社として価値を提供していく事が、私にとっての営業マンとしてのやりがいだったのです。

私が大学時代に憧れた人達と、活動は違い、影響範囲も違うかもしれませんが、社会問題・困っている物事に対し、立ち向かって活動する姿は同じだと感じています。

コロナ流行後、変化した営業スタイルにより、再確認した自身の価値観

これまでの営業スタイルが変化

しかし、2019年から流行したコロナにより、顧客である医師は、コロナ感染患者さんの対応に追われます。

その結果、今まで顧客と対面で双方向にコミュニケーション出来ていた営業スタイルは、出来なくなり、顧客と面会が出来ず、一方的にメールや手紙を送るという営業スタイルに変化していきました。

私が退職する2023年頃は、コロナ感染拡大による規制は縮小傾向であったものの、一度変化し、顧客が不便と感じないスタイルを、もう一度戻すコト・必要性は無く、コロナ前のスタイルに戻す医療機関は少なかったです。

その中でも、私たち営業マンや会社の存在意義を考え、何か出来ることはないか?と考えながら、モチベーション高く仕事していました。

現社会において、医療情報・薬剤情報に限らず、インターネット上で、多くの情報を取得することは可能ですが、顧客の感じている医療課題に対する情報全てにおいて、インターネット上で取得でき、解決できないこともあると信じていたからです。

コロナが落ち着いても、戻らなかった営業スタイル

しかし、営業活動の環境は、双方向でコミュニケーションをする営業スタイルに戻る事なく、結果、相手の課題を把握することは難しかったです。

つまり、相手の求めている情報が分かり難く、一方的に情報を送るという活動が増えていきました。

私は徐々に、これは相手の為になっているんだろうか?と、疑問を感じ始めていきました。

世間的に、今まであった一部の仕事・物・コトは、デジタル・AIに置き換わる可能性があると言われています。

実際に、前職の会社は、外資系という事もあり、グローバルからの速いスピード変化により、デジタルを取り入れ、私でも感じ取れるくらい、社内環境は大きく変化しました。

コミュニケーションが取れないジレンマから価値観を見直すきっかけに

コロナをきっかけに、大きく環境が変化したことで、

なぜ、私は楽しく仕事をしていたのだろう??どういうときに、楽しみを見出しているのだろう??

と、自身の関心事・価値観を振り返り、どのように生きていきたいの?と、なりたい姿を考える様になっていきました。

コロナによって、考えるきっかけとなり、自身の価値観を強く再認識したと思います。

ピタッと当てはまった、私の価値観と観光農園事業

そして、より一層強くした価値観の一つが、「社会問題に挑戦する事」、また、「双方向でコミュニケーションする大切さ」でした。

今後、農業を目指すきっかけ・理由の詳細は、ブログで書きたいと思いますが、

顧客とコミュニケーションを取らない「市場出荷事業」では無く、

「観光農園事業」という農業スタイルを選択した理由は、顧客と双方向にコミュニケーションを取る事によることで、相手に合わせた価値を提供する事が大切だという、過去の経験により培った、私の価値観に合致していると思ったからでした。

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