農業を仕事にしようと思った理由と、僕が伝えたいこと
前回までのブログにて、脱サラ(退職)を考えたきっかけとなるイベントについて、考えてみました。
脱サラという人生の選択をした中で、次のキャリアをスタートする際、様々な職業・仕事があるかと思います。
その中で、
①なぜ農業?
②なぜ観光農園?
③なぜブルーベリー?
という順を追って、このキャリア選択したきっかけについて、考えてみたいと思います。
環境の変化により、変わっていく興味・関心事
仕事を通して感じる変化
結論からお話しすると、今までと違う形(仕事)で、「命・健康に関わっていきたい!」という事が、私の根本的な価値観にあります。
過去のブログ内で自己紹介しましたが、脱サラの理由は、長男の誕生で変化した自分の価値観
前職は製薬会社の営業職(MR)をしており、病院・クリニックを訪問し、先生方とコミュニケーションし、薬剤についてプレゼンテーションする機会も多かった為、命・健康について考える機会は多かったと思います。
その中で、死因・疾患等の疫学調査データについて、紹介する場は幾度もありました。
ご存知の通り、過去と現在を比較すると、医療進歩に伴い、死因・罹患率の疫学データは、変化しています。疫学データの変化は、この世界の変化においては、一つの視点だけに過ぎませんが、時代の変化と共に、色々な環境が変化しています。
過去から現在に至るまで、良い変化もあれば、悪い変化もある様に感じます。
食生活の変化を感じ、興味が湧き始めた「農業」分野
変化しているコト/モノの中で、“健康“という視点から見てみると、昨今、「食生活の変化」に関し、問題提起している人は多く、また、変化していると感じている人が多いのではないでしょうか?
私でさえも、TV等の映像を通じて、過去と現在の「“食“の環境変化」を感じております。
前職は医療に携わっていたこともあり、「“食“」は、健康を司る上で、重要である事を学び、「“食“」の変化が、「健康の損失」に関係していると身に染みて感じていました。
例えば、糖尿病・高血圧といった生活習慣病の基盤の治療は、食事・運動療法と言われており、「“食“」は、間違いなく、健康の基盤となっています。
マジカル「“バナナ“」ではなく、マジカル「“食“」という連想ゲームをすると、「“食“」→「食べ物」→「生産者」→「農業」、と上記の様になり、基盤は、やっぱり農業だと考えました。
そして、「農業」について興味を持ち、調べる事が多くなり、学んでみたいと思った事がきっかけとなっていきます。(単純な発想の私です・・・)
「“食“の環境・美味しさを考えるきっかけ」を作る、農業者になりたい!
農業には、様々な栽培方法があり、また、育てる野菜・果物等の種類も豊富にあります。
近年、農薬や添加剤等の問題をよく耳にし、オーガニックのお店が増え始め、世間的にも意識され始めている事により、需要は増してきている様に感じます。
健康を考え、オーガニック食品を突き詰めて考えてみると、無農薬栽培である、自然栽培法が、ベストな選択であるかと思いますが、農業学校に体験入学した際、栽培・流通に関して学ぶと、自然栽培法での農家負担はとても大きく、非農家出身の私が、主として、仕事をしていく事は難しいと感じました。
しかし、大学時代から薬学について学び、前職でも命や健康について考え、また、前回までのブログで書いた脱サラきっかけイベントが重なり、食という視点から健康・命に携わりたい!という関心度は、変わる事はありませんでした。
「自分の強みを活かした農業スタイルはないのだろうか??」
「“食“の環境・美味しさを伝え、考えるきっかけを生み出すことが出来る、農業者になれる可能性はないのか?」
を模索していると、多方向の情報から、「ブルーベリー観光農園という農業者」へと到着したのです。
ブルーベリー観光農園を通し、「“食“の環境・美味しさを考える」きっかけを作りたい!
そのきっかけにより、今後も起こり得る食の環境変化に向け、自ら“食“について考える事が出来る人間を教育し、その結果、子供たちの健康な身体を支え、なりたい姿・夢にチャレンジ出来る健康体を司る一助になりたい!!
このようなことを思った事が、ブルーベリー農家になろう!農業を仕事にしよう!と決心した一つの理由なのです。