人工的なコントロールシステム(養液栽培システム)導入の魅力

こんにちは、ブルーベリーファーム呉の横山です!

前回のブログにて、「ブルーベリー」選択理由の一つ目について、考えてみました。

①なぜ農業?

②なぜ観光農園?

③なぜブルーベリー?

今回も引き続き、多くの果樹がある中、「ブルーベリー」を選択した、二つ目の理由について考えてみます。

結論からお話すると、「栽培方法に魅力を感じた」からです。

サラリーマン時代、農業体験を通じ、感じた事

長男が誕生し、サラリーマンとして働きながら、休日は家族で、農業体験に通いました。

この頃、前職を退職すると決めていた訳でなく、単純に、食べ物や農業について、興味があり、学びたい・知りたい気持ちがあり、農業体験に出掛けしていました。

また、家族と一緒に、農業体験を通じて、旬の野菜・果物を収穫し、食べる幸せを感じていました。

その中で、特に、有機栽培・自然栽培法で、野菜果樹を育ている農業に興味が強く、お話させて頂いておりました。

そこでは、農家さんの強い拘りだけでなく、人間が食する際の安心感と美味しさを感じる事ができ、本当に幸せな気持ちになりました。

しかし、一方で、専門的な知識・ライフワークバランス・ビジネスモデルを考慮した際、農業未経験な私には、有機栽培・自然栽培での農業は、難しい様に感じ、また、私の価値観には当てはまっていない様に感じていました。

ブルーベリー観光農園を訪れた際、気付いた“栽培方法の違い“

前回のブログ「こんなにも違う!?」誰かに食べて欲しい!ブルーベリーに惚れたに書きましたが、サラリーマン時代、農業体験に出掛ける様になった頃、偶然、ブルーベリー観光農園に訪れた際、一つ気付いた事があります。

それは、栽培方法の違いでした。

今振り返ると、各々の野菜・果樹の栽培方法が違う事は当たりですが、当時の私にとって、この栽培方法の違いについて、非常に興味深かったのです。

ブルーベリーvsいちごの栽培方法

例えば、果樹の栽培方法で比較すると、いちご・ブルーベリーの大きな違いは、「ビニールハウスの有無」です。

この「ビニールハウスの有無」により、燃油の有無も影響してきます。よって、この先の不透明な時代を見据えた場合、ラーニングコストを要する燃油が必要であり、ハウスが必要な栽培方法である野菜果樹を、諦める決意をしました。

つまり、前回のブログで書きました、私自身大好きな、「いちご」の栽培・観光農園は、選択肢として除外しました。

様々な視点で、ブルーベリーと他果樹を考えてみた

上記に示す「ハウス栽培」の視点だけでなく、「農薬・付帯設備、加工性・国産輸入のバランス・全国の観光農園数・価格・加工性・栽培の容易性」、様々な視点で比較することで、ブルーベリー栽培・観光農園の魅力へと引き込まれていきました。

ブルーベリー栽培の養液栽培システムについて

私にとって、ブルーベリーの魅力の一つが、養液栽培システムという栽培方法でした。

この養液栽培システムは、アクアフォームという専用培地を使い、肥料・水やりをオートメーション化し、人工的にコントロールするシステムです。

一般的に、ブルーベリー栽培・美味しい実を育てる事は、難しいと言われています。

その理由は、日本の土壌が、ブルーベリー栽培に適していないと言われています。

しかし、このシステムの導入によって、日本の土壌で育てる難しさを改善する事ができると言われています。

また、水やり等の農作業時間を短縮出来ることは魅力的だと感じました。

この土壌というブラックボックスを均一化する事で、農業未経験な私でも、美味しいブルーベリーを育てる事が限りなく可能になる栽培方法(養液栽培システム)は、魅力的だと感じました。

つまり、2021年、私が衝撃的に美味しいと感じた、ブルーベリーを育てる事ができるという事、これもブルーベリーに引き込まれた一つです。

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