2024年度、挑戦したクラファンを終えて

こんにちは、ブルーベリーファーム呉のよこやんです!
昨年、2023年度に、呉市のふるさと納税型クラウドファンディングの権利を掴み取り、2024年1月25日〜(2ヶ月間)始まったクラウドファンディング。クラファンという言葉は、前職中に何度か聞くことはありましたが、まさか、自分がクラファンに挑戦するとは想像していませんでした。
人生で経験する人の方が少ないであろう、クラファン。でも、もしかすると、これから新規事業を始めていく人は、クラファン挑戦は、当たり前になっていくのかなぁ?っと思ったりもします。
今改めて振り返ると、悩むことは多々!多々!ありましたが、挑戦して良かったと感じています。(振り返ると大体の事が良く見える傾向で、美化したがる私・・・w)また、私が挑戦させて頂いた、呉市主催の起業家支援プロジェクトは来年度も開催すると聞いていますので、その挑戦される方にとって、何かのお役に立てますと嬉しいなぁっと思い、クラファンを終えて、半年過ぎ・・・今更ですが、、、改めて感じた事を書いてみたいと思います。

結果の振り返り
私のクラウドファンディングのHPへのアクセス訪問者数:7419人。支援者数:165人という結果でした。改めて、非常に多くの方から、ご支援・応援頂き感謝申し上げます。
訪問人数が多いのか、少ないのか、わからないのですが、ブルーベリー観光農園・カフェ事業に、7000人を超える人が興味を持ってもらえたと仮定するのであれば、非常に多い人数の方に、興味を持ってもらえたのではないかと感じています。

何かが足りていない私
結果的に、総165名の方からご支援頂きました。その人数が、多い、少ないというのは、基準の人数がわからないですし、他人と比べる事ができないので、分かりません。(ただ、言えることは、私は2ヶ月間、試行錯誤し、頑張りました!)
しかし、忘れてはいけないのは、私の支援者数の多く(9割)は、私の知り合い、前職の同僚・先輩・上司、親戚、何らかの形で繋がりを持っている方々、つまり、多くの方は直接会話をした事がある方からの支援です。
よって、SNS発信や呉市行政からの広告・お知らせだけでは、見ず知らずの私への支援はされていないという事です。情報を知り得たとしても、応援したいという心には訴える事はできていないという事だったと思います。
ここには、自分自身、何かが欠如していて、クラファン開始までの準備が足りていなかったという事を感じています。

信用・信頼の欠如
クラファンで支援者数が少ないと仮定するのであれば、何かが足りないということになります。
では、これから、観光農園とカフェを開こうと思っている私にとって、見ず知らずの方が、有料の橋を渡ってまで、来園してくれるのだろうか?っと心配になります。(常に心配・・・心配です・・・。w)
駅前、立地が良い場所であれば、お客さんは、目的地を設定しないまま、お店に来ることもありますが、、、私が開園しようとしている場所は、有料の橋を渡る、人口1000人ちょっとの島。
私のカフェ・観光農園を目的地に設定してもらう為に、少しでも信用と認知度を向上していかなければいけないと実感しました。観光農園・カフェに魅力がある事が前提にあるのだけれど・・・w
では、この後、どうやって、私自身信用・信頼を向上していくの?HOW(方法)の部分を考えなければいけないのですね。今できることは、SNSを通じて、少しでも私という人・考えを知ってもらうことなのかな?っと思っています。

直接、会話をしたことがあるという強み
冒頭にも書きましたが、前提として、支援者の9割以上は、私の直接繋がりがあった方(お会いした事がある方)になります。
クラウドファンディングが終了し、「よく頑張ったね〜よく支援金が集まったね〜」っと言われましたが、前職の同僚・上司だけでなく、数年ぶりに連絡を取り合った友人等、また、私だけでなく、親戚も手伝って頂き、沢山の方に宣伝をして頂き、この結果となりました。
つまり、共通していることは、顔を知っており、信用・信頼が少なからずゼロではなかったという事が、支援するという事に繋がったと思います。

そー言えば、返礼品に悩んだなぁ・・・
返礼品に関しては、クラファン開始の2024年1月25日以前の準備期間で、とても悩ましい一つでした。
前提として、私の挑戦したクラファンは、呉市ふるさと納税型クラファンであり、一般的なプラットフォームで行うクラファンとは、支援金に対する考え方が異なります。(詳細は割愛しますが、、)
悩んだ事は、返礼品の数・種類です。どんな返礼品であれば、購入者は喜んで頂けるのであろう?支援したいと思ってもらえる返礼品は何だろう?返礼品数はたくさん並べた方が良いのだろうか?
ただ、今振り返ると、私はそこまで、返礼品数を設定する必要はないような気がします。っというのは、返礼品数が多くても、どんなに返礼品の魅力度が高くても、クラファン挑戦者に、信用・信頼がなければ、支援するまでには至らない様な気がするからです。
しかし、私の場合、返礼品が、「2025年度 ブルーベリー狩り体験チケット」の一択であった場合、実際に、広島県呉市にお越し頂くことになってしまうので、face to faceが難しいけど、支援をしたいという遠方の方向けの返礼品は設定する必要があると感じます。
つまり、返礼品を考えることも大切ですが、クラファンが始めるまでの準備期間の間、多くの人に会って、少しでも信用・信頼をUPしておく事、これが何よりも大切なのかもしれません。

クラファン挑戦して良かったと感じた、一つの事例
特に、広島県呉市で起業しようと考えている方は、「呉市起業家支援プロジェクト」(https://www.city.kure.lg.jp/soshiki/40/kigyouka-kifukekka-r5.html)を通して、ふるさと納税型クラファンにチャレンジするメリットは多いように感じます。
また、クラファンだけでなく、呉市には、一般社団法人アクティブベースくれが主催している「幸運(グッドラック)https://www.abkure.or.jp/」の起業・新規事業助成金という、地域活性化支援制度があります。
私は、この二つの支援制度に活用させて頂いたのですが、(準備は大変ですが、、、)両方に参加することで得られたことは非常に大きかったです。
その感じている理由は、クラファン・幸運(グッドラック)を通して、新たに多くの方に出会う事はもちろんですが、これから関わっていく可能性がある方々に事業内容を幅広くご理解頂けることです。もう少し詳細に書きますと、呉市起業家支援プロジェクト・幸運(グッドラック)の審査員には、行政・金融機関・日本政策金融公庫等・大学の先生の方々が、審査員・選考委員会として関わっておられます。
これから事業を行なっていく前に、このような方達に、事業内容をご理解頂けることで、起業後〜現在に至るまで、色々と助けて頂いています。また、金融機関に融資の相談する際にも、事業内容を事前にご理解頂いているので、スムーズな面談・相談ができました。

最後に
クラファンを終え、(ありきたりな言葉になってしまいますが、、、)準備期間は何度もやり直し、悩むことも多いですが、クラファンにチャレンジしてみて良かったと感じています。
まだ観光農園・カフェも準備期間中であり、何も始まっていませんが、私にとって、クラファンは、事業を宣言する場となりました。
初めて行うこと(挑戦)は、怖いですが、新しい事を学ぶ事ができ、更に成長できるんだっという楽しみを、自分に言い聞かせて、頑張っていきます!
