【17ヶ月目】夏本番を迎えた、8月の島は賑やか

こんにちは、ブルーベリーファーム呉の横やんです!

いよいよ夏が始まりました!私はこの暑〜い夏が一番好きです。小学生も夏休みに入り、島には帰省する人が増え、島の中はいつもとは違い、賑やかな感じがします。いつも車が少ない、島の外周道路には、車の交通量が増え、島の賑わいを肌で感じる事ができます。

また、気温の上昇とともに、仕事のリズムも変化します。夏の昼間は暑くて、作業をすることは非常に辛いため、朝早く起き、朝方からお昼までの作業リズムへと変化しました。

多くの人は、海水浴・BBQで、夏の想い出を楽しまれていて、休日の梶ケ浜海水浴場は人がいっぱいでした!

安芸灘大橋を渡った時に見える朝日

2024年8月、農作業、何していたの?

先月7月のブログに書いた、徒長枝のカット作業を行うと同時に、苗の状態を確認する日々を過ごしていました。ある程度、徒長枝のカットは終えましたが、再度カット忘れがないかを確認していきます。

暑さを感じる時間の前までに、作業を終えようと思っていましたが、9時以降でも既に暑さを感じます。

農園の710本のブルーベリーを一本一本、確認するために要する時間は、2〜3時間。なので、農園を一周する頃には、もう汗だく。そして、この頃から、シャシャンボツバメスガという新芽を食べる虫(幼虫)が出てきて、毎日のチェックは欠かせません。

8月の最終週には、台風通過の予報があり、台風対策として、農園に置いていた資材等を運び出す作業を行う必要があり、また、台風一過の後はブルーベリーの木を真水で洗い流す作業も行う必要があります。農家にとって、害虫被害・天候被害は避けたい!っと改めて感じた夏でした。

台風の影響がないことを願いながら、海を眺めています

17ヶ月目(8月度)の農園状況と私の日課

【1週目】

島には、スイカが並べ始めました。全く農薬も使用していない、土根性のスイカ。育て、売っているのは、80歳のおじいちゃん。冬はいちごを育て、一年中、何かしらのフルーツ・野菜を育てているのです。(とても元気です!!)色々な果物・野菜を育てているみたいですが、一番大変なのは、いちごみたいで、温暖化の影響で、育てる事が難しいみたいです。

大きなスイカと80歳のおじいちゃん

島で仕事をするようになり、各々の季節の野菜・フルーツを身近に感じることができるようになってきました。また、生産者の方と、直接お話しながら、購入することも、島ならでは、田舎ならではだと感じています。

【2週目】閉校になった小学校の横のプール!めっちゃオススメ

夏といえば、やっぱり、海・プールでしょ!

下蒲刈島には、梶ケ浜海水浴場があり、多くの家族連れの方が訪れます。しかし、閉校になった小学校の横にあるプールは島の人しか泳いでいません。いつもプライベートプール。

でも、ここは本当にオススメなんです!!プールからは瀬戸内海が望め、蝉の声が聞こえる。これぞ!夏休みっという感じです。私の子供に、夏休みの一番の想い出は?っと聞くと、「小学校のプール!」っと答える程、とてもお気に入り。なので、8月は毎週のように、プールに行きました。

下蒲刈島には、小学校も閉校になり、中学校も閉校になり、この後をどのように活かしていくのか?地方ならではの問題は多く残っています。65歳以上の割合は80%以上、、、、この状況で、果たして、解決方法はあるのか?っと考えてしまいます。

子供お気に入りの閉校になった小学校のプール

【3週目】地域創生学部の学生が来園

県立広島大学の地域創生学部の学生達が、農園に遊びに来てくれました。
この学生達は、地域創生学部という、地域創生に必要な専門知識・技能を学び、日々、地域課題に対する解決策の道筋を考えているとのこと。

ありがたい事に、私の起業したきっかけやビジネスモデルに興味を持ってくれたみたいで、学びの中の一環として、農園に遊びに来てくれました。学生達は、ブルーベリー農園にも、興味深々な様子で、ブルーベリーに関して、色々な質問をいただきました。

ブルーベリー狩りの経験がある学生はゼロでした!予想通り!笑

多くの学生は、色んなフルーツがある中で、「なんでブルーベリー?」と不思議そうでした。私が多くのフルーツから、ブルーベリーを選択した理由を説明すると、みんな「なるほど〜」っという反応でしたね。(先生が一番、ブルーベリーに興味を持ってくれていたかもw)

そして、この島の課題や観光コンテンツについて、ディスカッションを行いました。学生たちは、正直なので、もっとインスタ映えスポットが必要だとか、SNSを上手に使った方が良いとか、、、真剣に島の現状に向き合って下さったような気がします。
一人の学生は、この島の魅力について、熱く語ってくれたことも印象的でした。
大学生達からみる、この島の魅力を学ばせて頂き、何より、大学生との交流、楽しかったなぁ〜

地域創生学部の学生とのディスカッション

【4週目】台風10号

ブルーベリーを育て始め1年が経過しました。

そして、初めての台風を経験することになりそうです。 農業はいつも自然と隣り合わせってことを頭では理解していたつもりだけど、現実はとても心配です。ドラえもんがいないかなぁ〜って、呟いてみたくなります。

これから先も、自然環境と付き合っていかなければいけないので、今後の事を考え過ぎると、不安な事はいっぱいで、悠々自適な田舎暮らしとは、程遠いドキドキの暮らしです。

それでも、叶えたい夢やなりたい姿に向かって、今回の台風のように、ゆっくり進んでいきたいと思った、8月末・・・。でも、島の方から、サザエをもらったり、都会では経験できない、幸せを感じます。 これも島ならではの生活です。

今後、台風の被害がありませんよぉ〜に・・・っと願うしかないです。

農園近くの木が折れていました。倒木によって、道が防がれちゃっています。
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